「癒し」がわたしに必要なんだと気づいたのは、最近になってのことです。
幼い頃心が傷ついたときに、ひとりきり自室で泣いていました。
思春期になっても変わりませんでした。
「わたしの話を聞いてほしい!」と言えませんでした。
苦しくて、どうしたら良いのかわかりませんでした。
「強くなりたい」と思いました。
わたしにとって「強くなる」ということは、何があっても堪えて笑顔でいることでした。
大人になって「大丈夫」という言葉を使うようになりました。
傷ついた気持ちを、誰かに打ち明けることもありませんでした。
可愛いものを見て、触れて「癒される」という言葉を使うことはありました。
でも、「癒し」の体感はわかりませんでした。
静かな空間で丁寧にお花と向き合ったとき、ゆっくりと身体が緩む感覚がありました。
息を吐き、空気を吸い込む。
肺の辺りがむずむずっと震える感じがしました。
ひとり泣いていた時、肺の辺りが苦しかったことが蘇りました。
「今、癒されている」と感じました。
読んでくださってありがとうございます。