大学受験を控えた娘と進路について話す。
溜め息をついている。
志望校に合格するか否かというより、
その先の人生に対する漠然とした不安のよう。
わたしの人生を振り返り、語ってみる。
記憶が蘇る。
不安を抱え、迷い、信じれるものを選んできた。
ひとりで頑張ってこれたわけじゃない。
「人」「時代の流れ」「起こる出来事」に助けられてきた。
「正しい人生」「素晴らしい人生」を求めてるわけではなく。
何より、今、目の前に娘がいることが全てだ。
娘の表情が和らぐ。
人生とは、なんと愛おしい。
–137日目–